『よろしくお願いします。』

真っ白な歯を輝かせて、

彼はそう言った。


…ちょっとかっこいいな。


そう思ったのが本音。


すると次の瞬間、

寺山コーチと目があった。



その人が少しだけ

微笑んでくれたような

気がしたのは

もしかした

気のせいだったのかもしれない。