「って事でウチの事務所から明日タレントとしてデビューするからね」 ……はい?? 「って事でって何??え??アタシ何も聞いてないんですけど?」 おい、マネージャーよ、主人公が話に着いていけてないぞ。 「ああ、でも読者が理解出来てればいいよ。歌手とか俳優部門からは入りづらいからタレント部門だけど、いいよね??」 いいよねって… 後ろにいる兄貴を見る。 「いいっすよ~」 満面の笑み。