本番が終わり、部屋から出るとミサキアヤが声をかけてきた。 頼むから構わないで欲しいのに。 「何よ、その目!1位だったから調子にのってるわけ?」 目? このでかくて睨んでるように見える目玉は生まれつきだわ! 調子に乗ってるときも乗ってない時もこの目玉だし。 背の小さいミサキアヤは下からアタシを睨み上げてくる。 身長も心もちっさい人間だなぁ。 うまい、アタシ! 今の笑点だったら座布団もらえたな。