「侑姫ちゃん、あの……俺、今日は断ろうか??せめて明日とか…」 困った顔をアタシに向け一生懸命気を使ってくれる。 「ありがと、純君。でも大丈夫だよ」 だってアタシは女優だもん。 キスをするのはアタシじゃなくて志月。 大丈夫。 アタシは匡を嫌いになったわけじゃない。