俺の名前はジャンヌ・ダルク。
『ここは…何処だ?…』
(俺は一体どうしちまったんだ?…)
俺の体は宙に浮き、俺の周りはだだっ広い真っ白い空間…
何も無い…ただの空間…
俺は一体、何をしてるんだ?
俺は一体、どうやってここに来たんだ?
『俺の記憶が正しければ、俺は確か…』
俺は、自分の思い返せる範囲の記憶を思い返した。
そして、俺は自分に起きた出来事を思い出し、咄嗟に思い付いた名前を呼んだ。
(はっ)
『ジャンヌジャンヌは』
そう…俺は思い出した、自分が、時間学の授業中に14世紀のフランスへ飛ばされてしまった事を。
そして、そこで出会った俺とウリフタツの顔の14世紀の本物の聖女ジャンヌ・ダルクの事。
さらに、そのジャンヌが盗賊達に襲われ、何とかその危機を逃れた俺と、ジャンヌ…
そして、疲れきった俺は、木に寄り掛かり眠るジャンヌの横で仮眠を取ることにした筈…
(つまり…これは俺の“夢”って事か?)
(つまりここは…“夢の世界”?)
『そうだよ』
『ここは君の夢の世界さ』
俺自身が、俺が今居る場所が“夢の中”という事に気が付いた瞬間、何処からともなく、俺に声が聞こえ始めた。
しかし、その声の主が誰なのか、俺には何故か思い出せなかった。
でも…その声はとても懐かしく、暖かで、心地好い声だった。
だから、俺はその声の主に聞いた。“君は誰なんだ?”と。
すると、すぐに返事は返って来た。
『え〜僕はいつも君と一緒に居たのに〜。』
『え俺と一緒に居た』
俺がそう言うと、今度はこう返してきた。
『でも酷いよなぁ。僕を森に落として行くなんて…』
『俺が君を“森に落とした”?…君は一体?…』
すると、俺の目の前に蒼く綺麗に輝く光が現れ、悲しそうな声でそいつは言った。
『本当に僕達の事を忘れちゃったの?』
『“僕達”?…君は“一人”じゃないの?』
『ここは…何処だ?…』
(俺は一体どうしちまったんだ?…)
俺の体は宙に浮き、俺の周りはだだっ広い真っ白い空間…
何も無い…ただの空間…
俺は一体、何をしてるんだ?
俺は一体、どうやってここに来たんだ?
『俺の記憶が正しければ、俺は確か…』
俺は、自分の思い返せる範囲の記憶を思い返した。
そして、俺は自分に起きた出来事を思い出し、咄嗟に思い付いた名前を呼んだ。
(はっ)
『ジャンヌジャンヌは』
そう…俺は思い出した、自分が、時間学の授業中に14世紀のフランスへ飛ばされてしまった事を。
そして、そこで出会った俺とウリフタツの顔の14世紀の本物の聖女ジャンヌ・ダルクの事。
さらに、そのジャンヌが盗賊達に襲われ、何とかその危機を逃れた俺と、ジャンヌ…
そして、疲れきった俺は、木に寄り掛かり眠るジャンヌの横で仮眠を取ることにした筈…
(つまり…これは俺の“夢”って事か?)
(つまりここは…“夢の世界”?)
『そうだよ』
『ここは君の夢の世界さ』
俺自身が、俺が今居る場所が“夢の中”という事に気が付いた瞬間、何処からともなく、俺に声が聞こえ始めた。
しかし、その声の主が誰なのか、俺には何故か思い出せなかった。
でも…その声はとても懐かしく、暖かで、心地好い声だった。
だから、俺はその声の主に聞いた。“君は誰なんだ?”と。
すると、すぐに返事は返って来た。
『え〜僕はいつも君と一緒に居たのに〜。』
『え俺と一緒に居た』
俺がそう言うと、今度はこう返してきた。
『でも酷いよなぁ。僕を森に落として行くなんて…』
『俺が君を“森に落とした”?…君は一体?…』
すると、俺の目の前に蒼く綺麗に輝く光が現れ、悲しそうな声でそいつは言った。
『本当に僕達の事を忘れちゃったの?』
『“僕達”?…君は“一人”じゃないの?』