―14世紀・フランス―
俺は森で出逢ったジャンヌに手を引っ張られながら走り、俺が元居た場所まで案内され、とうとうたどり着いた。
『ハァ、ハァ…』
『多分、この辺りだと思うんだけど。』
ジャンヌは、息を切らせながらそう言い、繋いでいた俺の手を離した。
俺は、空に向かいながら、大声でミカエル達の名前を呼ぶ事にした。
『お〜い』
『ミカエル〜』
『カトリーヌ〜』
『マルグリット〜』
『………』
(あれ〜?可笑しいなぁ〜…)
(通信が出来なくなっちまったかなぁ?)
俺がそう思っていると、俺の声に少し遅れてミカエル達の声が返ってきた。
『ジャンヌよ…神に選ばれし少女ジャンヌ・ダルクよ…』
『私はミカエル。“大天使ミカエル。』
(はぁ?)
俺は、聞き覚えの有る声と、聞き慣れない口調や、支離滅裂なミカエルの話しで少し混乱していた。
しかし、そんな俺を無視するかの様にミカエルの話しは続いた。
『ジャンヌよ…私の声が聞こえているか?ジャンヌよ…』
『はい。ハッキリと聞こえています。』
ミカエルの問いに反応するジャンヌ。
そして、俺もミカエルにこう言った。
『おいミカエル。テメェ息なり、なに訳の解らねぇ事言ってんだよ?』
『大体、何時からテメェは“大天使”になったんだぁ?』
すると、俺の問いに答える事は無く、ミカエルの話しはまた続き始めた。
『私は大天使ミカエル、そして、私と共に、聖女カトリーヌとマルグリットが、お前に、神の声を言い渡す。』
『はぁ?“神の声”?』
『テメェ、さっきからなに言って…ん』
(“神の声”?)
(って、まさか…)
(そうかそういう事だったのか)
俺は森で出逢ったジャンヌに手を引っ張られながら走り、俺が元居た場所まで案内され、とうとうたどり着いた。
『ハァ、ハァ…』
『多分、この辺りだと思うんだけど。』
ジャンヌは、息を切らせながらそう言い、繋いでいた俺の手を離した。
俺は、空に向かいながら、大声でミカエル達の名前を呼ぶ事にした。
『お〜い』
『ミカエル〜』
『カトリーヌ〜』
『マルグリット〜』
『………』
(あれ〜?可笑しいなぁ〜…)
(通信が出来なくなっちまったかなぁ?)
俺がそう思っていると、俺の声に少し遅れてミカエル達の声が返ってきた。
『ジャンヌよ…神に選ばれし少女ジャンヌ・ダルクよ…』
『私はミカエル。“大天使ミカエル。』
(はぁ?)
俺は、聞き覚えの有る声と、聞き慣れない口調や、支離滅裂なミカエルの話しで少し混乱していた。
しかし、そんな俺を無視するかの様にミカエルの話しは続いた。
『ジャンヌよ…私の声が聞こえているか?ジャンヌよ…』
『はい。ハッキリと聞こえています。』
ミカエルの問いに反応するジャンヌ。
そして、俺もミカエルにこう言った。
『おいミカエル。テメェ息なり、なに訳の解らねぇ事言ってんだよ?』
『大体、何時からテメェは“大天使”になったんだぁ?』
すると、俺の問いに答える事は無く、ミカエルの話しはまた続き始めた。
『私は大天使ミカエル、そして、私と共に、聖女カトリーヌとマルグリットが、お前に、神の声を言い渡す。』
『はぁ?“神の声”?』
『テメェ、さっきからなに言って…ん』
(“神の声”?)
(って、まさか…)
(そうかそういう事だったのか)