「チャーリー!」


チャーリーが、ルイにくちづける。
ルイの目から、後から後から涙がこぼれ続ける。

信じられなくて、何度も、確かめるようにチャーリーの頬に触れた。


「ほんとうに、ここにいるんですね?チャーリー」

「ごめんな。ひとりにさせて。こんなに泣かせて、ごめん」


嘘じゃない。
本当に、チャーリーは戻ってきてくれたのだ。
ルイの、もとに。


「俺が、ルイのこと、ひとりぼっちにできるわけないやん。女の子なのに、男のカッコさせられて、ひとりっきりで、折れそうになりながら頑張ってて。ちっちゃいころから、ルイは全然かわらない。お人よしで可愛いまんまや」