次々に入って来ては玉砕していく男子生徒たち。 『鏡みてから言え』というほどの長文を言ってもいいと思えるほどの告白の猛者は、まだ現れていない。 単調な告白に飽き始め、若干面倒くさくなってきて、 遂にはガラリと保健室のドアが開いた瞬間にお断りすることをしてみた。 しかし敵もさるもの。 そうそう引き下がってはくれず、余計に時間が長引くことがわかり、 そのお断りの技は封印される運びとなった。 そしてもう何十人を振ったのか感覚が無くなってきたときに、 その男は現れた。