オレの宝物。それは君の笑顔【完】

<広大>


学校中、1カ月後に行われる文化祭の話題で持ち切りだった。


うちのクラスの文化祭実行委員は。


「お祭り」にはこの2人しかいないと即決した加納と丈治。


「何やる~? 何か意見ある人~」


2人は教壇に立って教室を見渡した。


「自作の映画は?」


誰かが言うと、


「映画?」

「オレ、SFとか好きなんだけど」


「そんなのどうやって撮るのよ?

カップヤキソバでも飛ばして、UFOの代わりにしようとでもいうわけ?」


「あ、それいいじゃん。カップヤキソバとカップラーメンの戦い」

「そのタイトルは、『日清戦争』?」

「おー、いいねえ。よし、それに決定!」


加納と丈治のやりとりのみでクラスの出し物も即決した。


この2人に逆らえる者など、うちのクラスには誰ひとりいないのだから。