後悔の後・・

いきなり蔑むように笑われ、馬鹿にされてると思った玲子は怒ったが・・

「全部わかってるのよ・・ここにいる全員あんたのこと・・」


わかってる?まさか・・

「やっと・・わかったみたいね・・」

そういうのは元同級生、綾香・・


「綾香・・」


「あんた・・仕事もクビになって・・父親の会社も買収されて令嬢の肩書きもなくした負け犬なんでしょ?もうわかってるのよ!今までよく騙してたわね・・というより、騙されてあげてたの・・あんたがどういう芝居をするかをね・・」

今まで玲子に媚びるような態度な綾香はいなかった・・



「今日知ったわけ・・?」


「正確には久しぶりに飲みに誘ったときには皆知ってたわ・・あのときにね・・・」


「じゃあ・・知ってて今までたかってたわけ?」



ひどい!


「まぁね・・どこまで騙すのか賭けてたんだけど、そろそろ、飽きてね~」



綾香は悪魔の笑みで玲子をみる。