後悔の後・・

夕食を食べたあと・・

俺は千佳を近くの公園に誘った・・・

外はまだ明るく日がでていた・・二人でベンチに腰かけた・・



ここは偶然再会した場所・・


千佳は覚えてるだろうか・・



「信也さんここって・・」


やはり彼女も覚えてるか・・



ここで待ってて・・・

俺はそこから離れて、あるものを見つけ、作った・・。



そしてゆっくり戻り、千佳に差し出した・・


「信也さん、これは・・・」

千佳はなみだ目だった。



「小さい頃、女の子につくったことがあった・・それ以来なくて・・不出来だけど・・受け取ってほしい・・・」


それは花でつくった指輪だった。


千佳は震えて受け取る・・


「千佳ちゃん、僕が王子様になる・・だから、悲しい顔しないで・・」


「!!!」


彼女は驚いていた・・そうだろう・・


「昔、小さい頃仲良しだった女の子に言った言葉・・思い出したんだ・・あれは千佳だったんだね・・」


「信也さん・・・」


「シン君てもう一度呼んで・・」



「シン君・・」


「千佳・・・・もう一度、キミの王子様になりたい、結婚しよう・・」




千佳はまだ黙っていた・・

きっと迷ってるんだな・・・


「千佳・・・愛してる・・結婚しよう・・もう一度・・・」



「はい・・」


彼女が返事をすると、俺はキスをした・・。