罵っていたのは玲子だった・・どうしてここに?

千佳の顔が困惑・・いや・・怯えている・・


俺は気づかれないようにゆっくり歩く・・


話し声が聞こえてくる・・


「あんたの所為で私の人生台無しよ!」


玲子が怒鳴ってる・・


「そんな・・どうして・・私が・・」


「私の立場が悪くなった原因の本城高谷・・知ってるわよね?彼に父の会社を買収まで
されて私は社長令嬢の肩がきをなくして、仕事もクビになったわ!貴方にしたことで訴えらえれて・・そのせいでどこの有名企業も私を雇ってくれない。友人だと思っていた人は皆手のひら返すように冷たくなって離れたわ!付き合いのあった男も令嬢の肩書きをなくした私に冷たくなったの。家も追い出されて・・・どうして本城高谷が貴方にしたことで私を訴えたのかわからなかったけど最近わかったわ貴方の恋人になっていたのね?黒幕は貴方だった・・・恋人を使って仕返しするなんて許さない!」



玲子は言いたいことをいうと、ポケットからカッターを取り出した・・




千佳!!