千佳は振りかえる・・


俺はまっすぐ見つめる・・



「君は今幸せか?あいつと今幸せか?」


「・・ええ幸せよ・・信也さんは?」



「・・正直ゆうと・・幸せかはわからない・・でも不幸とも言えない、だけど・・君を忘れることはできない・・君を思い出すだけで幸せなんだ・・」


千佳は一瞬瞳が揺らいだ・・


「信也さん・・」

「安心して・・君の今の幸せを壊すことなんて考えていないから・・今度誰かを好きになるときは・・君以上に愛せる人さ・・・」



俺は黙って千佳に背を向け歩き出す・・千佳が後ろから見つめてる・・振り返り抱きしめたい・・


だけど・・君を困らせる・・だから・・この気持ちは封印だ。