後悔の後・・

千佳ともう一度・・そんな夢のようなことを・・俺は・・・

望んでいた・・・


「・・・信也さんは玲子さんとやりなおして幸せになってると思っていたわ・・」


「玲子を愛していない・・なのに幸せになれるわけないよ・・僕が・・愛してるのは千佳・・君だ・・」



「信也さん・・・でも・・」

千佳は困っていた・・当然だな・・


「わかってる・・君にはもう・・別の人がいることも・・」


「えっ?」


「高谷っていう男だろ?君が二度目の事故にあったときに偶然知り合った・・・君のささえになっていたらしいな・・財閥の息子で・・君を大事に思っている・・・千佳に相応しい男だってことも・・・たしか二人でアメリカに行ったんだよな?そういえばどうしてここにいるんだ?」



「仕事の関係で日本に来ることがあって・・・アメリカに行ったことはどうして?」


「爺さんから聞いた・・」

「そう・・」