千佳は黙っていた・・・
「それと・・離婚届を用意していてすまなかった・・君が好きだと気づいたときにすぐに処分すべきだったのに忘れていて・・・おまけに・・そばにあった写真をみたんだろ?あれは整理せずにただおいてあっただけで、意味はなかったんだ・・でも・・引越しのときにすべて処分したよ・・」
「えっ?」
「君を苦しめたあの女、玲子が映っている写真すべてね・・・」
それで君の傷がいえるわけないけど・・
「・・・・他の人も映っていたのにそこまでしなくても・・」
「僕自身、あの女ともう関わるのも、目にするのもいやだったんだ・・」
千佳・・君とできればやりなおしたい・・・
もう一度僕を愛してくれないか?

