お互い無言だった・・・


千佳が目の前にいて俺は・・どういっていいのかわからない・・。

「信也さん、どうして・・」

千佳の声が少し震えていた。


千佳は怯えている・・俺の所為で・・



逃げないでくれ・・頼む・・

「千佳・・・久しぶりだな・・」


「・・・そうね・・あの・・ハンカチ・・」

そうかこのハンカチか


俺はハンカチを手渡す。






「ありがと・・それじゃ・・」


千佳はそのまま帰ろうとする・・

「千佳・・話がしたいんだ・・だめか?」


頼む・・少しでいい。