「……私こそごめんね。ヒドいこといっぱい言ったりして」


「ううん……柑菜だけが悪いんじゃない。言わなかった私も悪かったから」


「……梢」


「柑菜にだけは、ちゃんと話しておくべきだったね。……親友だから」


「……ううん。梢はよく頑張ったよ」


「え……?」


「梢はこの一年、よく頑張ったよ。みんなの代わりに私が褒めてあげる」