「…………」


私たちはなにも言わずに黙って謝罪会見会場の中に入った。




パシャッパシャッとフラッシュが飛び交う。


私は奏多の隣りに座り、顔を俯かせた。




「……この度はお忙しい中、息子夫婦の会見に来てくださりありがとうございます」


会長さんがおもむろに口を開き始める。




「「…………」」