「……梢、大丈夫か?」


奏多が私の顔を覗き込む。




「……うん」


私は小さく頷いた。




今日は奏多に言われて、私も一緒に謝罪会見に出席することになった。


正直、今世間で騒がれてる中でこんな公の場に立つなんてイヤだった。




……自分を恥じることになるから。


そんなこと絶対にしたくなかった。