……梢はそうやって、自分に負担を掛けてきたのか?


梢の文章を見たら、ふとそんなことを思った。




《ほんとにごめんな》


謝ることしかできない自分を、すごく憎んだ。




こうなってしまった以上、もうどうしようもないけど……。


それでも俺は一度も、梢を責めたことはなかった。




だって梢は、なんにも悪くないから。