《ごめんな…》


俺はそれから言えなかった。




《私、どうしたらいいかわかんないよ…》


返信されたメールには、そう書かれていた。




《そうだよな……梢に負担掛けさせるようなことしてごめん》


今はもうそんなことしか言えない自分が、すげー悔しかった。




《ううん…奏多が悪いわけじゃないもん》