……でも、今の私には謝ることしか出来ないんだ。




「梢……もういいから」


紫音君が私の肩を叩く。




「ほんとにごめんなさい。すごく反省してます。……でも言えなかったの。軽蔑されるのが怖くて、口に出せなかったの。みんなには悪いと思ってるし、みんなから裏切ったって思われても仕方ないと思う。……でも、そうするしか方法がなかったの」