【続】私の旦那様はエリート社長?!

「うるせーっ。お前だって素直じゃないくせに」


紫音君はそう言って私の頬を突っ突いた。




「うるさいなあ。素直じゃなくたっていいもん」


私は拗ねたように頬を膨らませた。




「まっ、兄貴はきっとお前のそんな所を好きになったんだろうな」


紫音君は少しどんよりと曇った空を見つめながらそう言った。




「……え?」