【続】私の旦那様はエリート社長?!

小さく頷いた私に、紫音君は"そっか"と呟いた。




「……紫音君」


私はコンクリートに座り込んだ。




「ん?」


紫音君はさっきと違い、とても優しい表情をしていた。




「……ありがとう」


私は小さく呟いた。




「え?」


「……私のことかばってくれて、ありがとう」