小さく頷いた私に、紫音君は"そっか"と呟いた。
「……紫音君」
私はコンクリートに座り込んだ。
「ん?」
紫音君はさっきと違い、とても優しい表情をしていた。
「……ありがとう」
私は小さく呟いた。
「え?」
「……私のことかばってくれて、ありがとう」
「……紫音君」
私はコンクリートに座り込んだ。
「ん?」
紫音君はさっきと違い、とても優しい表情をしていた。
「……ありがとう」
私は小さく呟いた。
「え?」
「……私のことかばってくれて、ありがとう」



