「……っ!!」


みんなは目を見開いた。




「……これで分かったでしょ?私と奏多は、正真正銘の"夫婦"だよ」


みんなから軽蔑されることは分かっていた。




「……なんで?なんでずっと黙ってたの……?」


……でも、柑菜だけは違った。




柑菜だけは、私とちゃんと向き合おうとしてくれた。