「……え?なに言ってんの?」


柑菜は私を見据えた。




「奏多は……私の"旦那さん"なの」


そう言った瞬間―――…



「えっ!?」


みんなは目を見開いた。




「ちょっと、なに言ってんの梢?……冗談やめてよ」


柑菜は目を泳がせた。




「ごめん。……冗談なんかじゃないの」