奏多が私の頬を突っ突く。




「もう……からかわないでよっ!!」


私はそう言って奏多から目を反らした。




「からかってねーよ。てゆーか普通に俺のが恥ずかしいから」


奏多はそう言って私の隣りに座った。




「……え?」


私は首を傾げた。




「ふいにあんなことされっと……どうしたらいいか分かんなくなるんだよ」