「朝からラブラブーッ」


柑菜はニヤニヤしながら言った。




「……うるさいよ」


ラブラブとか言うなあ。



「いいねーっ。朝からそんなにラブラブ出来るなんて。梢が羨ましいーっ」


柑菜は私の前の席に座り、そう言って頬杖を付いた。




「……アハッ。そんなことないよ」


紫音君とは付き合ってないんだけどね。