「やだなあ。そんな言い方しないでよ」


詩織はそう言うと、紅茶を一口飲んだ。




「……俺、今から仕事行かなきゃなんねーんだよ。話あんなら、サッサと言ってくんねーかな」


こんなことのために、時間をムダに使いたくねーんだわ。




それに、今すげー忙しいから、こんな所で油売ってる余裕なんかねーんだよ。