「うん」


柑菜はニコッと笑うと、自分の席に戻って行った。




「……進路かあ」


ほんとにどうしよう。




「……紫音君は、どうするんだろう」


会社はもう奏多が継いでるから、大学でも行くのかな?




「後で聞こう……」


私も、そろそろちゃんと進路のこと考えなくちゃ。