「……行ってきます」


それから二日後、私はお父さんのお葬式を終えて、重い足取りで学校へと向かった。




「……梢っ!」


ボーッとしたまま通学路を歩いていると、紫音君に話し掛けられた。




「あ、紫音君……っ」


なんか、紫音君の顔見るのも久しぶりだな……。



「……おっす」


「……おっす」