「……私、幸せになれるかな?」


こんなにボロボロの状態で、幸せになんてなれるのかな?




フワッ


その瞬間、私は奏多のニオイに包まれたのが分かった。




「……かな、た?」


私、抱き締められたんだ……。




「お前は俺が絶対に幸せにするから。……いや、絶対に幸せにしてやる」