「……梢?」


「うん。どうしたの?」

「あっ、いや。大したことがじゃねーんだけど、どうしてるかなって思ってさ……ここ何日も、学校来てなかったし」


「……心配、してくれてたの?」


「ん?……まあ」


「……ありがとう。紫音君」




紫音君の声を聞いたら、なんだか安心して涙が出てきた。