「……はあ。ほんと、世話の焼けるヤツだな」


とりあえず、家に連れて帰るか。




なんにも食べてなくてまともに寝てないとなると、体壊すからな……。


俺は梢を抱き抱えると、そのまま病院を後にした。




家に帰る途中、コンビニに寄っておにぎりや飲み物などを買った。


……梢、少しでもいいから食べてくれるといいんだけどさ。