「……大丈夫じゃないだろ。お前、ここ何日もまともに寝てないんだろ?」


「……やっぱ、奏多にはバレバレか」


「バレバレかじゃないだろ。あんまり寝てないんだから、ちゃんと休まなきゃダメだろ」




奏多は少しキツめの口調でそう言った。




「うん……分かってるんだ。でも、なんか眠れなくて」


お父さんが心配で、なかなか寝られない。