「前みたいに……一緒に楽しくおしゃべりしたい。ご飯食べたり、テレビ見たりしたい」


私はそう言うと、奏多の胸に顔を埋めた。




「……うん」


奏多が私をギュッと抱き締めてくれる。




奏多の腕の中はすごく温かくて、余計に涙が溢れてくる。


だけど気分を落ち着かせてくれる。




……それに奏多と居ると、なんだか安心する。