「お父さん!!」


「梢……」




病室に入ると、お父さんが眠っていた。


お父さんに駆け寄る。




「お父さん……」


お父さんをジィーッと見つめる。




「梢……お父さんなら大丈夫よ」


お母さんが私の肩を叩いた。




「……よかった」


イスに座った。