「……なに言ってんだよ」


紫音君の低い声が、私の耳に響いた。




「だって……もう限界なんだもん」


「梢……」


「このまま黙ってたら……私がおかしくなりそうなんだもん」


「梢!!しっかりしろよ!!」




紫音君は声を荒げた。




「……辛いんだもん」


黙ってることが。