「大体、あなたと奏多では住む世界が違うのよ?不釣り合いだってことくらい、あなただって分かってるでしょ?」


神崎さんは冷たい視線をずっと私に向けてる。




「……分かってます」


私たちが不釣り合いなのは……私が一番分かってる。




でも……それでもいいから奏多の側に居たいの。

奏多が好きだから。