「……ずえ……梢」


「んーっ……あっ、奏多」




大好きなあの人の声で、目が覚めた。




「おはよー梢」


「おはよー奏多……」




皆さん、お久しぶりです。


私、水野……じゃなくて、桐島梢。




あれから時はすぎて、私はとうとう高校3年生になりました。