「……とりあえず保健室行くわよ。」



「えっ大袈裟だよ玲ちゃん〜」


「何言ってんの!…ふゆ、あんたよく見たら擦り傷だってあるのよ?」



玲ちゃんが指指すあたしの足へ目を向けると確かに
赤くなっていた。


だんだんヒリヒリしてくる。



「わあ…びっくり」

そんなに激しかったかなあ…?


あたしの体が大袈裟なんじゃないのかとさえ思ってきた。



「どんだけ鈍いのよ。」


「ごめんなさあい……


今日から鈍子って呼んでください」


「可愛くないから嫌。」



自分でもダサいと感じた。