「なーんかこうやって
買い物してると新婚さん
みたいだねっ♪。」
「ん?そうなのぉ〜?。」
あたし達制服だから
新婚さんには見えないと
おもうんだけどなぁ〜…
「も〜ふゆってば。
俺だけ学校ちがくて
寂しいんだから一緒の時
くらい浸らせてくれても
いーじゃんかっ」
………そっか
「…寂しいんだ咲夜君。
お兄ちゃんいなくて。」
お兄ちゃん子なんだなあ〜
「違うよ。
…ふゆがいなくて。」
ふわりとあたしの髪を
触る仕草に少しドキッとした。
「さぁ…食材買ったし
帰ろうかっ♪
はい、手〜…。」
可愛い顔しながら
荷物持ってくれて
壁側に寄せられて
すらっとしてても大きい手とか
そういうところは、
どんなに可愛くても
男の子なんだなって
実感する…。

