「でさぁ…ミケ。
朝言うの忘れたけど
俺今日晩御飯いらねぇから。」
「…帰り遅いの?。」
「まぁ…ちょっとね♪
飯はすませてくるからさ」
……………?
「頭の中まっピンクね。」
「ちちちがうわー。
たまには息抜きが必要に
なるだけで…」
頭がまっピンク?
………裕也君たら、また
「ちょw…そんな眼で
見ないよーに。」
「えっち〜…。」
あたしは目一杯の
冷めた目線で見た
「…じゃあそういう訳だから。
よろしくーねっ。」
朝みたいに手をヒラヒラ
させながら、去って行った。
「…ふゆに近づけたくないわ。
あんな狼みたいな奴」
狼……
「……そういえば、あいつ
矢田裕也……。
まさか!!。」
…お察しの早いことで
そうです、その通り。
「矢田のご次男です。」

