「子猫ちゃん、気をつけて帰んな〜」
にっこりとあたしに
スマイルを向けそう言った。
…なんだろぉ、顔がぽかぽかするぅ
「ど…どーもすみませんでしたぁ。」
「ばいばあーい。」
タタタ―
ひゃーあ!
なんだかよくわからないけどあたしの顔は熱を帯びていた。
あんな甘々な雰囲気…あたしには大人なすぎるんだ
だからこんなにドキドキしたんだ。
いや…日光の浴びすぎ?
「ふゆ!!」
「にゃ!」
背中越しに玲ちゃんの声がした。
「も〜あんたってば!!
遅いっ!!心配したのよ!?」
ツカツカとあたしの元へと歩みより玲ちゃんはあたしを…
抱きしめた。
ギューって音が聞こえそうなくらい
「ああもう…可愛い!!」
「わ〜玲ちゃん。苦しいよぉ〜…。」
うぅ…本気でギブゥ〜
「…コホン。ごめんなさいあたしったら、つい。」
玲ちゃんはあたしに抱き着く腕を緩めてくれた
「…いいよ〜いつもの事だし。」

