「ふー旨かった〜♪」
「…ふゆちゃんありがとね」
「いえ〜仕事なんで〜…
でも嬉しいです。」
二人のお皿は米粒一つ残すことなく、綺麗に片付いていた。
「……そういえば、
三人兄弟なんですよね?
…もう一人は?」
もう9時を過ぎているが人が帰ってくる気配はなかった。
「ん〜サッカーの練習じゃないのかなあ?。」
「いや、今日はウエイトトレーニングしかないって言ってたから、………。」
「ああ…。」
二人は何か思い付く事があったのか黙り込んでしまう。
「………ん?」
あたし何かいけない事聞いちゃったのかなあ?
ガチャー
「たーだいま…。」
リビングのドアが開き、その人物にあたしはまた驚いた。
「あれ?子猫ちゃん…。
なんでいるの?」

