きまぐれ注意報☆!




やややややた!


「…矢田響!(ヤダヒビキ)……さん」

思わず興奮して叫んだ自分が恥ずかしくなった。


「す…すみません」

「クスクス。

具合は?もう大丈夫?」


スタスタと近寄りあたしのおでこにおでこを合わせてきた。


「う…」

はっ恥ずかしい〜

「ん…?また赤くなってる…。」


「何〜二人知り合いなの?

つうか響(キョウ)兄だけずるい〜」


矢田響…

矢田………

まさか三人息子の方だったなんて…


「ねぇっふゆちゃん♪

俺、矢田咲夜!
(ヤダ サクヤ)

咲夜って呼んでね♪」



「あっ…はい。」


咲夜さんはとても気さくな方という印象を受けた。


「こら咲夜!

ふゆちゃんはお前の一個上なんだよ?

敬語を使いなさい」



「………年下!?」

「年上!?」


ほぼ同時にあたし達は声がハモった。


「「…みえないねぇ〜」」


お互い顔をまじまじと眺め、ふいに出た言葉に二人して笑ってしまった。

「ふふ」

「あはは♪」