「っで、うちに何の用〜?
兄貴達に用事?」
「あっ…違うんです。
あたし今日から…
母の代打で来た
三宅芙由です。」
そう言うと男の子は
いぶかしげに顔をしかめた。
「ん〜?三宅さんの?
…何かあったの?」
「え〜とぉ…骨折しまして…」
「あぁ!…兄貴が言ってたかも。
そっかあ〜ごめんね?
…アイス食べる?」
がさごそとビニール袋をあさり、あたしにチョコのアイスを一つくれた。
「ありがとうございます。」
なんだかマイペースなこの男の子の雰囲気が面白かった。
「あっ台所はあそこだから、好きに使ってね?
三宅さんが買ってきた材料があるから今日は買いに行かなくても平気だと思うよ?
ところで…さっ」
「はい、ストーップ。
咲夜、ふゆちゃんがポカンとしてるだろ?」
……へ?
突然前に立ち塞がった体はあたしの見覚えある顔だった。
「……ぇえ!?。」
ああああなたは…

