『ピー……』
「…おねぇさんっ♪
うちに何か用?」
インターホンを押している腕を横から来た男の子に捕まれた。
「…えっ」
「…わっ可愛い♪
おねぇさんなら訪問大歓迎★」
わっ…
この子…男の子なのに、すごく可愛い。
ぱっちりした目に
長いまつげ
人形みたい…
顔立ちは少し日本人離れしていた。
「ほら、立ち話も何だし
お家入って、入って〜」
門を開け、あたしの背中をぐいぐい押す男の子はすごく楽しそうだった。
「あっあの〜…」
リビングに通されたあたしはソファへと座らせられて、紅茶を出された。
あたしお客としてもてなされてるんだけど…
ど…どうしよう

