「しっ玲ちゃん!…とりあえず席に座ってぇ?



その後ろに倒したままの椅子を戻してから…」

すぐさま椅子を戻した玲ちゃんは何事もなかったように席についた


「…なんで、ふゆはそんなに冷静なのよ。」


…それは昨日すでに取り乱したからです。


あのあと散々ままに説得されて最終的には泣き落としであたしは渋々OKせざるを得なかった。


「…こうなったらもうしょうがないかなあ〜って。」

「しょうがなくはない!

…でもふゆのままが今大変なら

あたし口出しする権利ないし

…すごく嫌だけど

かなりムカつくけど……


ふゆの事矢田家にあげるわ!」


冷ちゃん…
あたし嫁に行くわけじゃないのよ。