きまぐれ注意報☆!




「全然そんな事ないよ?……ねぇ、名前はなんて言うの?」


目と目が合う

吸い込まれそうな綺麗な瞳


「あ…み…三宅!…芙由です…」


だんだん目を合わせてるのが恥ずかしくなり声が小さくなる。


「…クスクス。三宅芙由ちゃんね?


……じゃあふゆちゃんだ」

「…ふぇ?」

ぽかんと彼の顔を見返す



「…クスクス。

俺は矢田 響
(ヤダ ヒビキ)

ふゆちゃんより一個学年が上だね。」


…なんとなく大人な雰囲気からそんな感じはした…

矢田響さんか…


「…ふぁあ。」

体がぽかぽか暖かくなりあたしはつい欠伸をしてしまった。


「はっ…ごめんなさい。」


「謝らないでいいよ?

…ふゆちゃんって本能のままに動く猫みたいだね」


「…猫?」


「ほら、猫はこたつで丸くなるっていうでしょ?」